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「トレーニング用」水着の素材にはご注意を

2016-02-09(火)

時系列的・論理的な順序をすっ飛ばしまして、今回は特別に
早めにどうしてものご注意をひとつ。
競泳水着初心者さんには思いがけない(であろう)
目から鱗の、「買って損した」予防のための留意点のひとつ —
各社の「トレーニング用」水着の素材について、です。



型的に「競泳水着」に見え
レッグ・カットはたいていミドル・カット:「競泳 ふつう」で
「トレーニング用」「プラクティス用」と謳ってあるものは
「公式大会使用不可」のものが多い
平たくいえば「練習用」です。

で、「大会使用」云々は
このブログの読者さんには関係ないはずの
"選手が記録や順位を出す際に「水着の力」で出してはならない"
って意味合いからのものです。
特に、浮力が大きいとそれだけ前に進む力が集中的に使えて
良い記録が出る=それは「反則」だ、ってな感じですね。
「高速水着」云々から出てきた話で
読者のみなさんがそれゆえ着るのを控える必要はない、ですよね。

ただ、この練習用のラインナップ、
ほとんどがポリエステル100%で作ってあって
加水分解で劣化しやすいポリウレタンを含まない分
「長持ちする」ので経済的、というのがひとつの「売り」です。
でも、ずっと前から水泳をやってきたような人(私含め)には
あんまり好評なものではないのです。
日進月歩の技術開発でメーカーもがんばってるのは確かですが、
ポリエステル100%のものは
従来型のプロパーな競泳/水泳用のポリエステル/ポリウレタン混紡ものほど
(たいてい70/30%から80/20%くらいの割合)
着心地・肌ざわりがよくないのです。
人によっては「すれる」感じが痒い、痛い、不快ってことになります。

これからも何度も、少しずつ細かく語っていきますが、
それ相応のスイマー(趣味程度も含めて)なら、
競泳水着は傷んで当然
使用頻度によるものの3〜6ヶ月するとクタり始めて
9〜15ヶ月もするとクタり・緩み・透けが気になるので寿命、と
消耗品として割り切った上で
ちょうどいいローテーションで買い替え・買い足ししていくものです。
たとえば私なんかは今でも年あたり6〜9着くらいは買っています。
もちろん、女性ならではの楽しみとして、一般アパレル商品を買うのと同じように
色・柄のヴァリエーションを楽しむ、って意味でも
買う/買わない、必須だ/必須ではない関係なく
新商品は見て、えり好みして、お買い物計画を頭の中で立てて、などの
お買い物の楽しみもこみで、ですが。



なので、「水泳/プール通いを始めるのにとりあえず1着」みたいな時に
"安めで長持ち" だけの理由から、この「トレーニング用」を選ぶのには
気をつけてほしいと思うのです。
全然気にならないって場合はどうこう言うまでもありませんが
すれる感が気になった場合は
このポリエステル100%由来を疑ってみてください。
各メーカーが
・ストレッチ性に優れる
・快適なフィット感
・優しい肌ざわり
みたいなフレーズを使っているのは
「ポリエステル100%ですが、改善してきてますよ」
という裏返しの意味もあってなのです。
これらの特徴は
ポリエステル/ポリウレタン混紡ものならあたりまえのものなので。
スイマーは少々高くついても
従来のポリエステル/ポリウレタン混紡ものをやっぱり好みます。
(もちろん、ポリエステルもの/長持ち素材の進化は歓迎しますが)



で、長くなりましたが、以下にその実例を。
商品ページの詳細がまちまちだったりもしますが
初心者さんほど素材の説明を気にして読むようにしていきましょう。
シリーズ名と素材名(「タフスキンD」とか「Uフィット」とか)は
おいおい自然に素早く見分けがつくようになるものです。



 

アリーナは「タフスーツ」の素材が「タフスキンD」。
それとまた別に型モデル名に
「スーパーフライバック」「スーパーストリーナ」があってややこしいかも。
スーパーストリーナには(今も?)混紡ものもあるはずなので
ポリエステル100%を避けるなら、タフスキンD表記に気をつける、となります。



 

スピードだと「トレインカット」の「ドリームチーム」シリーズに
ポリエステル・オンリーの「エンデュランスJ」と
85/15の混紡の、新登場の「UVフレックス」。
肌ざわりやフィット感のためにUVフレックスを新たに開発、って感じでしょう。





ミズノでは「エクサースーツ」に「ミディアム・カット」があって
でも、エクサースーツはポリエステルの「U-フィット」。
寺川綾選手のテラカワ・アヤ・コレクションはすご〜く色・柄がいいのですが
私個人は素材的にも型的にも選ばないのです、残念ですけど!    ※1



 

アシックスでは「リピーテクスII」がポリエステル100%の素材名。
シリーズ名では「エボチャージ」が最近登場らしくて、名乗りがまちまち。
こういうケースでは「じきに全部が『エボチャージ』」となるのが通例です。



今回の例では、スピードだけ異例の逆行する好パターンが見られるんですが、
「ハイ・レッグはちょっと...」という方がミドル・レッグを選ぶ
しかも見た目に華やかでオシャレで一目ぼれして選ぶタイプの「競泳水着」は
「トレーニング用」であることが多いし、
その長持ち重視の流れ(というかメーカーの考慮と消費者側の選択)は 
ますます加速してるきらいがあります。
私個人は「ハイ・レッグ、ポリエステル/ポリウレタン混紡もの」と
経験から決定済みで目移りすることはないんですが、
そこまででない競泳水着初心者さんは
見た目と値段だけから選ぶのもアリだとは思います。
その際、ポリエステル100%素材のせいで、そうと知らずに
「着心地がヤだ」なんてことにならないように
早めに、少し詳しすぎるくらいに解説してみたのでした。



※1
実は、テラカワ・アヤ・コレクションに関しては
ミズノ社のHPでも扱い/範囲が2転3転しているので断言しにくいですが、
「エクサースーツではないがテラカワ・アヤ・コレクション」
「テラカワ・アヤ・コレクションでかつエクサースーツ」
「エクサースーツだがポリエステル100%でない(?)」
みたいなカテゴリ分け上の新・旧の混同が見られ
特にHPの記載とショップの現行販売品(過去作)の間にギャップが残ってます。
「テラカワ・アヤ・コレクション(色柄)でポリエステル/ポリウレタン混紡もの」
という希少例(?)残留例(?)最新例(?)もありますので
・過去の残留例なら今の内に買っておき
・これから拡大なのならますます期待
って捉え方でいいと思います。
テラカワ・アヤ・コレクションは
機能美とオシャレ性を両立させる、特に色・柄面での貴重なチャレンジで、
応援したいとは思っているのでこうして注記しておく次第です。


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