競泳水着がMサイズ、という人はほぼいない?

2016-09-28(水)

前回エントリでも
「小さすぎるサイズ」に関しての情報不足・実体験不足ゆえの考えちがいの説明と
対する説得論としての説明をざっとやってみましたが、
今回も引き続き、その延長線上のお話です。
タイトルにさっそく冠してますが、思い切って大胆に言っちゃえば —
たいていの人にはMサイズの競泳水着は大きい!
— はずなのです。



「たいていの人」という言い方は、さすがに雑かなとも思いますが、
たとえば
「自分は大柄でも小柄でもない」
「自分は太ってもいないし、さりとて痩せてもいない」
「自分は日本人女性平均の身長前後だし、体型もおおむねその範囲内」
という方は
往々にしてアパレル製品では(特にオシャレ上の特別な目的がない場合は)
Mサイズを買うものでしょう。
で、競泳水着の場合はその中心基準軸がSサイズ、となるのです。



早めに誤解を呼ばないよう言っておきますと
「Mサイズを着てる人は太ってる!競泳水着を着るのにMサイズ以上なんて!」
みたいな差別的なことを言いたいわけではないですからね。
「どうしてもSサイズでは小さい、2ヶ月以上着てみたけれどやっぱりキツい」
という方がいたら、それはもちろん無理せずMサイズ以上を試すべきです。
無理して「本当に小さすぎるサイズ」を着ていると
特にお尻 - 腰骨 - ももまわりが圧迫されて血流が悪くなり痺れたりしますからね。
ストラップが肩・背中にキツく食いこんで痛い、だとかも。
でも、目立って大柄でそれを自覚してる、って人でない限りは
「意外や意外!Sサイズで全然ぴったり!」とか
「意外や意外!Sサイズでもまだ大きいかも?SSも着てみようかな」
となることが、非スイマー/競泳水着初心者さんには多いのです。



で、この辺で具体的な数値を参照しつつ、この論を検証してみましょう。
ちょうどいい製品例として、アリーナのリミックから。
ミソは商品詳細にある3サイズの適正/設定数値です。
(※「表示件数を増やす」で全サイズの詳細が下に開きます)



頭の中に入りやすいよう、BWHの順に直して書きますと
Mサイズ バスト81~85cm  ウエスト62~66cm  ヒップ89~93cm
Sサイズ バスト78~82cm  ウエスト59~63cm  ヒップ86~90cm
となりますね。

で、まずそれぞれの最大値に注目してみますと —
Mサイズ バスト85cm  ウエスト66cm  ヒップ93cm
どうでしょう?
身長が平均的な158〜160cm、間を採って159cmの人のサイズと考えてみると
割と大きめな数値ではないでしょうか。

競泳水着という衣類の特性として
小さく縮んでいるものを伸ばしながら着て、縮む力でフィットする
ということが大前提としてありますので、
このMサイズのバスト・ウエスト・ヒップの数値は
「ここまでは順当な伸びによってカヴァーできる範囲内ですよ」
というものだと考えてもらえば理解がしやすいと思います。
お読みの方で「TシャツはMサイズ」って方は
ウエストが66cm超、ヒップが93cm超ありますか?
「ええっ!?それはさすがに大きいかも、布地が余るかも」と
少し、あるいは大いに疑問が湧いてくるところだと思います。

さてそうなると、ってことでその目でSサイズの最大値を見てみれば —
Sサイズ バスト82cm  ウエスト63cm  ヒップ90cm
伸ばして着るのにここまでカヴァーできますよ、というSサイズ。
けっして、特に小柄で特に痩せっぽちって人のためのものではない、ですね?
ついでながら、忘れずに付け加えておけば、
競泳水着の型デザイン上、背中側には布地はなくストラップのみで
「開いてる」のですから
Tシャツやセーターのそれのようにバスト周りをとらえるのとは当然異なります。



もう少し、くどいくらいにこの線での検証を続けてみましょう。
今度は最小値に注目して。
Mサイズ バスト81cm  ウエスト62cm  ヒップ89cm
これは、「ブカブカだと隙間に水の抵抗を受ける」って面から見れば
「この最小値までしか縮んでフィットしませんよ、できませんよ?」
ってことになります。
たとえば「TシャツはMサイズ、でもウエストは58cm、ヒップは86cm」って人が
このMサイズの競泳水着をよく知らないで選んでしまったら?
「競泳水着初心者さんは1サイズも2サイズも大きなサイズを選んでる」
と私が言ってきたのはそういう意味あいでのことなのです。
本当にちょうどよく気持ちいいジャストなフィット感を知ってしまえば
最初は何とはなしにMサイズを買ってた方が
次はSサイズに、さらにはSSサイズに、とシフトしていくことはざらにあるのです。

同様にSサイズも見ておきましょう。
Sサイズ バスト78cm  ウエスト59cm  ヒップ86cm
人によっては
「えっ!わたしもっと細い。もっと小さいほうがいいのかな?」となるでしょう。
そういう人は実際にSSサイズをあたりまえのように選びます。
13才〜22才くらいの各種の「スイマー」は
一見「体格が良く」てもSやSSがあたりまえだったりします。
ちなみに私自身は(身長が150台前半ということもあり)SSがデフォルトで
140(ジュニア・サイズ)も着れ、本当なら150が好みのベストなのでした。
※1



さあ、もう十分に長くなってますが
このお話、まだ実はもっともっと長く語れるし、また語るべきなのです。
今回は1点に絞って論を展開する必要があったのですが、まだまだ序論程度。
次回はちょっと拡げてSSサイズも絡めつつ語り直してみましょう。



※1
ジュニアの150(身長が呼び名基準)というサイズは現在はほとんど作ってません。
「スイマー」だと身長が160以上あっても150を選ぶ人もいるものでしたが。
本末転倒なことに「SSS」「XXS」「3S」というサイズもあるにはあるのですが
それは最上位製品のガチな選手用にしかありません。
これからの流れにも拠りますが、150は絶対に復活させるべきなのです!









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カテゴリ:アリーナ

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